第160回 C-NET ひたち 俳句会を開催

平成30年 8月の句会

  • 日 時 :8月8日(水)14:00~16:00 
  • 場 所 : NPO法人コミュニティNETひたち多賀事務所

鈴木信行先生  ご講話

俳句の作り方
 ・調べ(リズム)を整える。
 ・語順を工夫する。
 ・語句の羅列を避ける。
 ・無駄を省く。焦点を絞る。
 ・削ぎ取る。削る。減らす。

天の川(銀河、銀漢)について(今月の兼題は「川(河)」でした): 季は初秋。無数の恒星の集まりで、川のように見える。秋には天頂にきて美しい。 天の川を仰いでいると雄大な、しかもはるかな想いに誘われる。

  • 「荒海や佐渡に横たふ天の川」(芭蕉)
      大きな景観を詠って誰の胸にも強く響き荘厳でさえある。
  • 「妻二夜あらず二夜の天の川」(草田男)
      天の川が完全に個人の生活感情の中に溶け込んでしまっている。
  • 「けふありて銀河をくぐりわかれけり」(不死男)
      作者の敬虔な心持、感動を抑えにおさえた句。

第160回C-Netひたち俳句会結果

鈴木信行先生選句

特選 蚯蚓すぐ乾くを知るや無言館 興 洋
香水に追ひ抜かれたる並木かな 光 夫
(前書)西日本集中豪雨の犠牲者を悼む
天の川あまたの星の加はれり
芳 洲
飛び込んで一気に泳ぐ父のもと 典 男
子を思ひつつ夜濯ぎの終はりけり キミ子
川の字に猫がゆったり昼寝かな 仁 志
流動食なかなか見えぬ天の川
渋滞も車中和やか蝉時雨 

当月は、句会の後にメンバーで暑気払いを行ないました。
先生を交え、フリーで楽しい俳句談義でした。

文責 村山 典男

【 俳句会リーダー   櫻井 キミ子 】
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