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第23回 C-Netひたち 俳句会を開催
第23回 C-Netひたち俳句会
 暖冬の今年は、早い開花予想や遅れた初雪等で、花見会も二転三転、日程を決めるのに皆さんご苦労なさっているようです。句会は大久保交流センターで行いました。

 3月の句会
 ・ 日時:3月14日(水)13:00〜17:00  
 ・ 場所:大久保交流センター404号室(多賀市民プラザ内)

小野先生のお話

 今回は、2月25日に亡くなられた俳人「飯田龍太」のお話でした。
飯田蛇笏の4男として山梨県笛吹市に生まれる。前向き、純粋、屹立した俳人の句について、解説して下さいました。
・ 紺絣春月重く出でしかな ・ かたつむり甲斐も信濃も雨のなか
・ いきいきと三月生まる雲の奥 ・ 雲のぼる六月宙の深山蝉
・ 父母の亡き裏口開いて枯れ木山 ・ 冬耕の兄が後ろの山通る
・ どの子にも涼しく風の吹く日かな ・ 春の鳶寄りわかれては高みつつ
・ 春すでに高嶺未婚のつばくらめ ・ 露草も露の力の花開く
・ 同じ湯に沈みて寒の月明かり ・ 蛇笏忌の空屈強な山ばかり
・ 大寒の一戸もかくれなき故郷 ・ 一月の川一月の谷の中

冒険と実験句 
・ 冬の山より鮮しき魚の飛沫 ・ 餅つきの後天井の紺に溶け
・ あるときはおたまじゃくしが雲の中
     
第23回C-Netひたち俳句会結果

 小野さとし先生選
特選

雪解けや水音響く湯滝かな   

興洋
隅田川越ゆれば佃鳥の恋 斐紗子
花見会二転三転の案内状
鷹鳩と化して広場の子と遊ぶ キミ子
校庭や半袖短パン東風突いて 芳洲
古木よりすっと立ちたる梅五輪 典男
赤信号帽子コロコロ春一番
農事暦暖冬異変で早まりぬ 光夫

                                       俳句会リーダー 桜井キミ子記
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