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第29回 C-Netひたち 俳句会を開催
第29回 C-Netひたち俳句会

 日ごとに秋色深まりゆく今日この頃、秋の夜長を楽しむ好季節となりました。
9月は都合により1週早い12日(水)に句会を行いました。休会されている方もありますので、もう少し会員が増えることを願っております。新会員の方俳句を始めませんか、途中で入られても何の心配もありません。小野先生が懇切丁寧に指導して下さいます。

9月の句会
・ 日時:9月12日(水)14:00〜16:00  
・ 場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所

小野先生のお話

 今回は、“俳句名詞止めの妙味”についてのお話しでした。下五に名詞を置く名詞止は一句のおさまりが良い。先月の句を例にしてお話しして下さいました。
  ・大西日一人茶室に大あぐら    →大西日一人茶室に誕生日  正
  ・二人して遅き送り火たく夕べ    →二人して遅き送り火誕生日  典男
  ・ミソハギやふわり飛び来て羽休め→ミソハギやふわり飛び来て誕生日  興洋

 このようにしてみると、一句に深み、重さ、広がりが出ます。空間に飛躍して広がりが出て、ふくらみや深い思い、想像の生まれる言葉のおき方が大切です。俳句には名詞止めの名句が沢山あります。但し、 や(切れ字)+ 名詞止めは、類想、類句の仲間入りをし易いので注意が必要です。俳句も意外性と飛躍が大切です。言葉につられる言葉は使わない。離れた言葉を使う。離れすぎると解らなくなりますので、即かず離れずの言葉が大切です。

第29回C-Netひたち俳句会結果

 小野さとし先生選
特選

鼻先をぬらす一気の岩清水     

光夫
子規庵の畳に届く秋日差し  キミ子
寝惜しみて文庫3冊秋灯し 芳洲
雨後の一片の雲藷太る 斐紗子
コンクール花壇の主役緋衣草 興洋
早朝の十和田の浜のななかまど    典男
峠道越えて一面蕎麦の花
ひとり居のビール手酌や誕生日

                                       俳句会リーダー 桜井キミ子記
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