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第45回 C-Netひたち 俳句会を開催
第45回 C-Netひたち俳句会

 1月15日、生涯学習で学んだお仲間と平潟港・八幡宮を吟行してきました。特別寒い日で、着膨れてマフラーをぐるぐる巻き、ホッカイロ持参、電車で出かけました。平潟港から見る海は、藍色に染まり、きりっと締まった一直線の沖がありました。動かないように見える白い船は、初荷でしょうか、船溜には沢山の漁船が碇泊しており、さざ波がきらきら光って眩しいばかりです。近くの建物は以前に見た時代を感じさせる格子戸の建物は消えてなくなり、ほとんど建て替えられ、新しく民宿になったようです。戻って来た漁船からは、烏賊や石持が大きなポリ容器に何杯も水揚げされていました。吟行の後は民宿で、新鮮な海鮮料理と名物の鮟鱇鍋で温まり帰路に着きました。

1月の句会
 ・ 日時:1月21日(水)13:00〜16:30  
 ・ 場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
 
小野先生のお話
 今回は、皆さんお正月の景を詠んだ句が多いですが、下記の四句は「新年」の俳句です。どれが良いと思われますか?俳句は季語が大切です。季語がぴったりと合っているのはどのれでしょうか、考えながら読んでみましょう。

例句
  1.水底の草のふはりと初日あぶ
  2.めぐり来し寺の一つに福寿草
  3.火が風を風が火を呼ぶどんとかな
  4.仲見世の繭玉ゆれる中を行く
 皆さんの感想、意見交換をした後、
◎ 3.火が風を風が火を呼ぶどんとかな
 この句が一番、情景が見え、臨場感がある。変形したリフレーンと季語の象徴性が素晴らしい。1.2.4.については、説明になっている。季語が動く。動詞が二つで納まりが悪い等。
 
 第45回C-Netひたち俳句会結果

 小野さとし先生選

特選

青々と竹の太箸婚決まる  

斐紗子
和太鼓の五臓六腑に初詣  光夫
初駅伝秒差を競ふ上州路 興洋
こうのとり荒海越えて年新た   
しぐるるや沖波立ちて鵜の岬 要四郎
風邪気味に一人温もる生姜酒 典男
切干のたちまち乾ぶ日和かな 芳洲
薄氷の川面に鴨等身を寄せて
舞初めや古稀を迎へて背を正す  キミ子

                                       俳句会リーダー 桜井キミ子記
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