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第50回 C-Netひたち 俳句会を開催
第50回 C-Netひたち俳句会

 当会の平成21年定時総会は、多数会員の出席のもと6月13日(土)、多賀市民プラザで開催され無事終了しました。総会の後、素晴らしい手作り料理の懇親会となり、久し振りに逢う皆さんと親睦を深めることが出来ました。
 WG俳句の会は6月17日で50回を迎え、記念の昼食会を開きました。今までの句会を振り返り、話が盛り上がりました。皆さん欠詠すること無く、益々力もついて挨拶句など気軽に詠めるようになりました。メール等にも俳句を入れ格調高い文章になってきております。
 現在メンバーは10名です。体調の関係で來所出来ない方も、メールで参加され楽しんでおります。「継続は力なり」です。皆さんで楽しみながら続けて参りましょう。

月の句会
・ 日時:6月17日(水)13:00~16:30  
・ 場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
  
小野先生のお話
 今月のお話は「俳句は感覚でものをとらえて詠む」のお話でした。
 詠みたいものを直感を大切に詠む。ものを見たとき感じたものを大切にする。五感を使って詠む。直感からは良い句が生まれる。
     例句  葉牡丹の渦巻く不安手術前   キミ子
 葉牡丹を見たときの心情が良く出ている。作者あるいは家族の手術を控えていた時に、葉牡丹を見た、本来関りのない葉牡丹の渦と手術、本人の不安は良性であれば良いが、悪性ではないか?手術は成功するか?考えても仕方ないことをどうどう巡りしてしまう。葉牡丹の渦と手術への不安の二重性。名文は不要なものは出来るだけ削ぎ落とし、すっきりしている。
 例文として、『雪国』の「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」。『夜明け前』の「木曽路はすべて山の中である」の有名な冒頭は素晴らしい。俳句も推敲し、説明、述べ過ぎなど、余分なものを削ぎ落とし、5・7・5の中でこれだ!と言うものを、表現していきましょう。


 第50回C-Netひたち俳句会結果

小野さとし先生選 
特選

七宝の髪留めきらと梅雨晴間    

朝日かな花木とまがふ鉄線花     興 洋
坂の街家みな初夏の海へむく     光 夫
足止めて川を見下ろす鮎の宿     要四郎
日の差して後ろ明るき橅新樹 斐紗子
総会を終へてジョギング青田晴 芳 洲
梅雨晴れや筑波はるかに午後のお茶
十薬の花の真白く妻の指 典 男
白薔薇の垣根をあふれ匂ふなり キミ子
                                  俳句会リーダー 桜井キミ子記

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   (事務局)