第123回 C-NET ひたち 俳句会を開催

 6月26日(金)より倉敷市、岡山市吉備王国、吉備路を吟行してきました。
倉敷の大原美術館、昔の繁栄が偲ばれる天領の町、白壁通り倉敷川に沿っての青柳は美しい町並みでした。
 吉備津神社は、全国唯一の比翼入母屋造りの社で、本殿、拝殿は国宝で回廊は400mも長く美しい緑の中にありました。
 備中高松城址は、秀吉と黒田官兵衛による高松城の水攻めで有名である。今は回り一面平らな植田の真ん中に、清水宗治の首塚、胴塚、自刃の地がありました。宗治辞世の歌「浮世をば今こそ渡れ武士(もののふ)の名を高松の苔に残して」の碑が立っていました。

倉敷市大原美術館

倉敷市大原美術館

倉敷川

倉敷川

岡山市吉備津神社

岡山市吉備津神社

7月の句会

  • 日 時 : 7月15日(水)13:00~16:00 俳句会
  • 場 所 : NPO法人コミュニティーNETひたち多賀事務所

小野先生の講話

  今月は「推敲について」のお話しでした。

例句1.
若竹三日見ぬまに背丈越し
やの切れが強すぎる。背丈越しを具体的に。
  • 筍の三日見ぬまに吾を越し
例句2.
遠雷や微かに揺れる古障子
遠雷(夏)、古障子(冬)物として気にならない。
  • 遠雷や微かに揺るる古障子(連体形として)
例句3.
寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃  加藤 楸邨
有名な良い句、楸邨の代表句。

123回C-Netひたち俳句会結果

小野さとし先生選

はじめての外出許可や梅雨晴間 芳 洲
水音の高き湯瀧を仰ぎをり 興 洋
木道てふ涼しき橋を渡りけり キミ子
鉢植のトマトが三つ陽に重し 典 男
ゆつたりとうねる茶畑口ずさむ 光 夫
新聞の隅々までも梅雨湿り 源 一
幾年の未来考え夏至間近 仁 志
ステテコで犬と波打際散歩
【 俳句会リーダー   櫻井 キミ子記 】
俳句会活動状況へ もどる
本件のお問合せは下記
TEL&FAX
: 0294-33-0015
Eメール
: master@cnet-hitachi.com
住所
: 〒316-0003日立市多賀町1-12-10(事務局)