第145回 C-NET ひたち 俳句会を開催

NPO法人コミュニティNETひたち
設立15周年記念 写真・俳句展


当コミュニティNETひたちは、平成14年4月の設立から15周年を迎え,平成29年4月22日(土)に15周年記念式典ならびに展示会、懇親会を開催しました。
 同好会として有志が集いデジタル写真の会、俳句の会が毎月1回、約12年間活動を継続してきました。この度15周年を記念して同好会作品を展示しました。俳句の掲示は一人3句を色紙額装して、平成29年5月9日(火)~5月13日(土)まで大久保交流センターギャラリーに展示しました。期間中300名の方のご記帳を頂きましたこと、厚くお礼申し上げます。ご来賓の皆様には、ご丁寧なご祝辞やご感想、貴重なご意見等有難う御座いました。この会の末永く継続、発展する事を願っております。
ご参考、コミュニティNET 設立15周年記念を開催しました。(4月22日)
此方もご覧ください。

    

5月の句会

  • 日 時 :5月17日(水)13:00~16:00 句会
  • 場 所 : NPO法人コミュニティNETひたち多賀事務所

小野先生の講話

今月は「良い俳句(名句)とは」記憶に残りやすいでした。
名句を暗唱しよう。芭蕉のことばに「舌頭に千転す」がある。
橋本英二 (馬酔木)俳人 の言葉。
  自作の句をすぐれたものにするには名句の暗唱が王道である。
  名句は記憶に残りやすく暗唱がしやすい。
       例句

      ・
五月雨の降り残してや光堂  松尾芭蕉の句。
①年々ふりて500たり
②五月雨やねんねん降や500度を経ての句)
      ・
閑けさや岩にしみいる蝉の声
①山寺や石にしみつく蝉の声
 言葉の意味に頼るのは難しい。ことばの心象、イメージの助けを借りて深める。 諳んじてみる。暗誦する。暗誦しやすい言葉、響き、余韻を考える。 
      ・
菜の花や月は東に日は西に   与謝 蕪村     絵に書いたような作品。
      ・
雪解川名山けずる響きかな   前田 普羅     山岳俳句の巨人
      ・
駒ヶ岳凍てて巌を落としけり  前田 普羅     代表的な一句
      ・
奥白根かの世の雪をかがやかす  前田 普羅  かの世
      ・
ふるさとの沼のにほひや蛇苺  水原 秋桜子  医師・医学博士
      ・
ちるさくら海あをければ海へちる 高屋 窓秋   リフレーン 相乗効果
      ・
妻がゐて夜長を言えりさう思ふ   森 澄雄   ボルネオの密林で
      ・
枯るる貧しさ厠に妻の尿聞こゆ   森 澄雄  「死の行軍」を経験
      ・
除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり   森 澄雄   句誌『杉』を創刊

以上、名句は記憶に残りやすいでした。

第145回C-Netひたち俳句会結果

小野さとし先生選

特選 花の昼茨城弁を憚らず 光 夫
牡丹のしつとり重し生きてをり キミ子
子供の日団地も古くなりにけり
田起こしの轍遠近筑波山 興 洋
風薫る隣の隣も空き家かな
早々と故郷(さと)より届く新茶かな 源 一
老いとても耕耘機駆使代田掻き 仁 志
風薫る師弟のゆかし俳句展 芳 洲
良く映ゆる隣の庭の山つつじ 典 男

文責 櫻井 キミ子

【 俳句会リーダー   櫻井 キミ子 】
俳句会活動状況へ もどる
本件のお問合せは下記
TEL&FAX
: 0294-33-0015
Eメール
: master@cnet-hitachi.com
住    所
: 〒316-0003 日立市多賀町1-12-10(事務局)