第21回 C-Netひたち俳句会
新年おめでとうございます。厳しくもまた清清しい寒さを感じさせる毎日です。今年も活動が始まりました。新年句会は、大久保交流センターで行いました。本年も楽しい句会になることを願っております。
1月の句会
・ 日時:1月17日(水)13:00〜17:00
・ 場所:大久保交流センター404号室(多賀市民プラザ内)
小野先生のお話
今回は、「新年にまつわる句」のお話でした。どんな句が良いか自分で選んでみましょう。
俳人:石田郷子の選句より
・ 新しき年幾万のガラス窓
・ 一重瞼二重瞼へお年玉
・ 静かなる希望の形鏡餅
・ 横顔の引き締まらるる弓始め
・ 家族よりひとめ多くて福寿草
・ 縄文のそのまた昔鶴の舞
・ ふるさとに十分に寝て初雀
・ ぽきぽきと草の骨踏み薺摘
・ 放流のダムのサイレン野梅咲く
・ すこやかな目覚め初日のまぶしかり
歌会始の天皇陛下の御歌 平成19年お題「月」
「勤め終へ歩み早めて帰る道 月の光は白く照らせり」
この和歌を俳句に詠み替えてみましょう。(宿題)
来年のお題は「火」です。
第21回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
特選 |
窓の霜朝日に透ける幾何模様
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淳 |
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◎ |
熱燗や横目に妻の長電話 |
芳洲 |
◎ |
初夢の数独解けて目覚めけり |
興洋 |
◎ |
犬小屋の奥まで日差す冬至かな |
敦子 |
◎ |
初空や筑波男体那須の山 |
正 |
◎ |
一月の海岸を飛ぶ紙袋 |
キミ子 |
◎ |
初暦書と絵の間合い清清し |
斐紗子 |
◎ |
走り根によろめき破魔矢鈴踊る |
光夫 |
○ |
庭に咲く千両二、三床の間に |
典男 |
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