第25回 C-Netひたち俳句会
5月20日、当NPO法人設立5周年を迎え、樫村日立市長、山本商工会議所会頭をはじめ多くの来賓をお迎えし記念式典、懇親会が開催されました。手作りの式典、懇親会は、本当に素晴らしく、多数の会員の参加を頂き、感動の中でお祝い出来たことを嬉しく思います。準備、運営に当られたみなさん、本当にご苦労様でした。
6月から俳句会の会場をNPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所で行います。
5月の句会
・ 日時:5月16日(水)14:00〜16:30
・ 場所:大久保交流センター405号室(多賀市民プラザ内)
小野先生のお話
今回は、「俳句は5.7.5のリズムと切れ」のお話でした。1年前より皆さんの俳句はぐんと良くなりました。リズムが良くなりました。良い句の例 として下記の俳句について、具体的にお話して頂きました。
・ 木枯らしや目刺に残る海の色 芥川 龍之介
・ 母の死や枝の先まで梅の花 永田 耕衣
・ ささくれの手にみずみずし蕗の薹 横島 光夫
・ よどみなく婦唱夫随の障子貼り 内田 芳洲
・ 春風を一輪活けて午後のお茶 高橋 正
・ 所在無し待合室の冬日和 村山 典男
・ 雪解けの水音響く湯滝かな 大島 興洋
・ 春めきて峠はるかに六角道 千葉 淳
・ 機嫌よき朝の川音簗つくる 中村 斐紗子
・ 野遊びの子らの中心動きけり 桜井 キミ子
第25回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
特選 |
江ノ電を途中下車して泥鰌鍋
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典男 |
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◎ |
手作りの手をはみ出せる柏餅 |
芳洲 |
◎ |
辻馬車のシャンシャン鈴の夏来る |
斐紗子 |
◎ |
大正のままの見世蔵薄暑光 |
キミ子 |
○ |
二百段上ればそこに春の月 |
光夫 |
○ |
春風や髪の香流る赤信号 |
淳 |
○ |
草花を畝に敷き詰め春惜しむ |
興洋 |
○ |
竜神の吊橋囲む鯉のぼり |
正 |
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