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第42回 C-Netひたち 俳句会を開催
第42回 C-Netひたち俳句会

 9月末、日本三霊山の一つ立山へ行ってきました。晴天の素晴らしい日でした。初冠雪の日に来られた幸せを実感しました。弥陀ヶ原、室堂、みくりが池の水は青く雪の山を写し、地獄谷からは硫黄臭の風が吹き上げていました。一面の草紅葉、薊、竜胆、吾亦紅は積もった雪でしゃきっと凍っており、山が迫り圧倒されました。
 万葉集のふるさと高岡では万葉歴史館、高岡大仏、勝興寺、雨晴海岸、薬種商の館等を回り楽しい一時を過ごしました。

    「玉くしげ二上山に鳴く鳥の声の恋しき時は来にけり」 家持


10月の句会
 ・ 日時:10月15日(水)14:00〜16:30  
 ・ 場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所

小野先生のお話
 今回は、「一ヶ所を深く掘り下げて詠む」でした。
すーっと上滑りした句ではいけない。例えば雪だるまに目を付ける場合、青い目、黒い目、垂れ目、つり目等 付けた目を掘り下げたもの、感覚として目を入れて何かを通わせる。感情移入させると深みが出る。

・ 目を入れて血を通わせる雪だるま

・ 活け変えて木の実押し合ふ夕べかな

 いかに読み込むか、深みが出て人に頷いてもらえるか、新しい発見が無くてはなりません。焦点を絞り、ぴたりとした言葉が見つかるまで待つのも大切です。
出来上がったら、もう一度読んでみて推敲しましょう。


 第42回C-Netひたち俳句会結果

 小野さとし先生選
特選

なし  

鳴く虫の声湧くごとく降るごとく  要四郎
新松子バランスを良く一輪車 キミ子 
木犀の香りまといく赤信号   
鉈で割る道産子南瓜でありにけり 斐紗子
木の実降る防空壕のかくれんぼ 芳洲
爽やかに万葉吟ず手綱浜 興洋
引退の総理の顔の秋思かな 典男
名月をつぎつぎ流るちぎれ雲 光夫
回り道稲屑火犬と立ち止る 

                                       俳句会リーダー 桜井キミ子記
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