HOMEへ戻る
第61回 C-Netひたち 俳句会を開催
第61回 C-Netひたち俳句会
 5月8日「第6回蕪村結城賞全国俳句大会」が結城市民情報センターで行われました。
新川和江(現代詩人)・今瀬剛一(俳句対岸主宰)・小西栄造(結城市長)の合評鼎談(ていだん)があり盛会裡に終わりました。 事前投句数1892句、当日投句数が105句で105名の参加でした。

事前投句 
  蕪村結城賞    切り株のごとく夫いる春炬燵       篠崎 六美
  準蕪村結城賞  魂を抜くごと海鼠捌かるる         長野 純顕
  準蕪村結城賞  炎天へ行くほかはなき観覧車      平野 暢行
  結城市長賞    ストローの吸い上げている海夕焼け  山本 豊子
今瀬 剛一特選    音もなく地に吸われゆく春の雪      岩渕 のぶ子
             木の影をくつきり落とし梅咲けり    石平 周蛙
             直列に鴨並列に雁帰る          瀬古 陽苑
当日句特選      鬼怒川に水なみなみと花菖蒲      国松 吉江


5月の句会
・ 日時:5月19日(水)14:00~17:00  
・ 場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
    
小野先生の講話
 今月は「俳句は説明しない」説明にならないように詠むのお話でした。
 説明すると余韻、余情、深み、広がりのない句になってしまう。
 下五に名詞を持ってくると座りが良い。

 良い例句 
  ・濡れて来し少女がにほふ巴里祭   野村 登四郎
  ・母逝きて泣き場所がなし葱坊主    今瀬 剛一

第61回C-Netひたち俳句会結果

 小野さとし先生選
               
特選 松落葉しほの香つよき日暮れかな 要四郎  
空に向くムンクの叫びチューリップ 興 洋  
大ぶりな妻の手造り柏餅 芳 洲  
六月や衣裳蔵より姉の声 斐紗子  
座禅後の杉苔青し般若湯  
余花の道遠回りする茜空  光 夫  
ひまわりや太陽の火をのみ込みし  
老鶯の声かすれをり谷の奥 良 佳  
笑顔かな机上に並ぶかしわ餅 典 男  
青葉して平家の里のかづら橋  キミ子  
  
                               俳句会リーダー 桜井キミ子記

俳句会活動状況へ

本件のお問合せは下記
 ・ TEL &FAX: 0294-33-0015
 ・ Eメール: master@cnet-hitachi.com
 ・ 住所:〒316-0003日立市多賀町1-12-10
   (事務局)