5月23日に例会を行いました。今年に入って10周年記念の写真展の準備に時間を使っていたので、今回は、今年初めての各人の作品発表の場となりました。季節柄、10作品のうち5点が桜にかかわるものでした。
ここでコメントさせていただきたいのは桜を撮りに行ったら普通の立ち位置から桜が咲いている風景を撮るのは当然なのですが、それに加えて、ローアングルから狙ったらどうか、桜を見に来ている人や周りのものを添景として加えられないか、もう一度現場で見直してみるようにすると、さらに幅広い表現ができると思います。また、全体については、もう一度原点に返って、表現しようとしている主役にきちんとピントが合っているか、シャッターを切る前にもう一度注意深く見てほしいとおもいます。個別の作品では中国の夜の寸景を撮った大島さんの作品は光の少ない中、ISO感度をあげて広角系レンズでぶれなく見事に表現できてるのが印象的でした。
私の作品『散っても華』
神峰公園に桜を撮りに行きました。周囲を見回していると椿が散っているのが目に付きました。そこで、18mm(35mm換算27mm)のレンズで寝そべってローアングルから散った椿を強調して画面に入れ、且つ、季節の変わり目をあらわせるように満開の桜も見えるような画面構成とし、画面の中央付近に道を入れ、適当な添景となってくれそうな通行人が通るのを待ちました。何人か通り過ぎた後、幼い子供が二人通ったので適当な大きさになったときにシャッターを切りました。柔らかな雰囲気が表現できたかなと思います。
(小林 明光 記) |